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「連載企画プロフェッショナルの素顔vol.3 内営繕対談」 チームワークのよさが内営繕のよさ。

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最初に教わったことは、気持ちのいいあいさつ。

K.O:お久しぶりです。お元気でしたか?
M.I:ごぶさたしています。元気でやっています。先輩からは、ありすぎるくらいたくさんのことを教わりました。そのとき教わったことは、しっかり受け継がれていますよ(笑)。
K.O:どんなことが一番印象に残っていますか。
M.I:こちらに入って最初に「参詣者の方にあいさつしてね」と教わったことが印象に残っています。苑内はきれいで参詣者の方から高く評価されていますが、さらにあいさつをきちんとすることが、参詣者の方に気持ちよく看取りをしていただくことにつながっているんだなと感じました。
K.O:参詣者の方もそうですが、仲間内でも気持ちのよいあいさつを交わすというのは證大寺でずっと受け継がれていることですよね。
M.I:あいさつをとても大切にしてきているんですよね。

お朝事の緩和

お朝事の緩和

K.O:あいさつだけでなく、きれい、ということに関しては、私も最初に来たときにトイレをはじめ苑内がとてもきれいで、すてきなところだなと思ったことを覚えています。清掃が行き届いていることも、證大寺に受け継がれていることだと思います。
M.I:そうですね。それは私も感じました。ですから先輩たちの清掃のやり方を学んだのはもちろんですが、それ以上に先輩たちの「きれいにしたい!」という思いを汲み取り、同じようにきれいにできるようにしています。

手紙処を掃除するM.Iさん

手紙処を掃除するM.Iさん

K.O:参詣者の方への対応はすぐに慣れましたか?法要がスムーズに進むための対応のタイミングなども相談されましたね。
M.I:法要の時は普段とは違い、参詣者の方は故人様のことを思っているわけですから心も沈んでいらっしゃると思いますし、お写真をお返しするタイミングなどどうしたらいいのか最初は悩みました。でも先輩からやさしく教えていただき、今ではスムーズにご案内できるようになりました。
K.O:法要は楽しい時間ではないと思いますし、参詣者の方との距離感というのでしょうか、あまり入り込みすぎないことが大切ですよね。

スムーズで気持のいい対応はチームワークから。

M.I:先輩はお仕事でやりがいを感じていたのはどんなときですか。
K.O:私は参詣者の方に「いつもきれいにしてくれてありがとう」とお礼を言っていただいたときはうれしかったですし、がんばってよかったなと励みにもなりました。そんなことから、いつでも気持ちよくお参りしていただけるように、気持ちを込めて業務をさせていただいていました。
M.I:先輩たちのそんな思いが言葉ではなく姿から伝わってきていましたので、私も参詣者の方に気持ちよくお参りしていただきたいという気持ちを受け継いでいこうと思っています。

手紙処に訪れた参詣者

手紙処に訪れた参詣者

K.O:その気持ちはこれからもずっと大切にしていただきたいですね。
M.I:大切にしていきたいことと言えばもうひとつ、私たちのチームワークのよさもしっかり受け継いでいかなければいけないと思っています。
K.O:とくに法要のときなどは、お写真やお位牌を並べたり、お花を飾ったりすることがたくさんありますからね。
M.I:まずは私たちがお互いのことを思い合い、しっかりとチームワークをとって仕事をしていくことが、参詣者様にも伝わるんではないかなと思っています。そのために普段からお互いによく声を掛け合うようにしていますし、何でもすぐに報告や相談をするようにしています。

毎朝行われる朝礼

毎朝行われる朝礼

K.O:内営繕の仲間の連携のよさは前からですね。仕事は何でも一人でするわけではないので、チームワークはとても大切なことだと私も思います。私がいた頃が最善かはわかりませんが、今のいいチームワークを大切にこれからもやっていっていただけたらいいと思います。

居心地のいい證大寺をこれからも。

桜の季節の證大寺(船橋)

桜の季節の證大寺(船橋)

M.I:先輩がいらっしゃったころは、お仕事のことを丁寧に教えていただきましたし、知りたいことは何でも聞きやすかったです。そういう関係性がお仕事にはなにより大事かなと感じますので、そういう雰囲気を壊さないようにお仕事をしていけたらいいなと思っています。
K.O:今日お話をしてがんばってやってくれているなと感じてとてもうれしいですし、これからもがんばって欲しいと思います。
M.I:先輩がいなくなってからがんばってきましたので、そう言っていただけると私もうれしいです。仲間同士の関係性を壊さないように、これからもがんばっていきたいと思います。
K.O:證大寺はすばらしいことがたくさんありますね。
M.I:私はもうひとつ、證大寺のよさとして「参詣者の方の居心地の良さ」をあげたいと思います。ここはお墓参りの方だけでなく、地域交流があるなど、どんな人でも受け入れ気軽に訪れることができるお寺です。そして訪れる方々に対して、職員はみんなお客様が気持ちよく過ごせるよう同じ方向を向いてお仕事をしていますので、そんな気持ちがお客様に伝わって「居心地がいい」と感じていただけているのではないかと思います。

住職と地域の皆さん(江戸川)

住職と地域の皆さん(江戸川)

K.O:皆さんが気軽に集う場として、地域交流は住職をはじめ皆さんとても熱心に活動されていますね。
M.I:そうですね。月ごとにイベントを行ったり座談会を開いたり、たくさんの方とのすばらしい関係は築いて行けていると感じています。これからはもう少し若い世代向けにも発信したり、若い方がお寺に来やすい環境づくりができたらいいなと思っています。

先輩とふたりの後輩

先輩とふたりの後輩

K.O:チームワークを大切にお仕事に取り組み、新しいお寺の環境づくりにも意欲的なことがよくわかりました。私は證大寺を卒業しましたが、これからの證大寺がますます楽しみです。
M.I:今日はお忙しい中いらっしゃっていただいて、ありがとうございました。

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